唯一無二の介護講師

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眼脂(目脂めやに)。

【120点のケアが台無しに!?】

介護福祉士の質を上げるブログ〜

 

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介護講師小森です。

いつもありがとうございます🙇🏻

 

「本当に皆さんに母のことを見ていただけるから、私達は安心して生活できるんです。感謝しかありません。本当によくやってくださってます。

母も見違えるように穏やかになりました。

ただ、母の目脂(めやに)が。でやすくなっているんだと思うんです。皆さんも忙しいのはわかるんですが。でもね。」

 

 

 

特別養護老人ホームのユニットリーダーをしている頃の出来事。

 

母→独居生活が長く、認知症の発症による夜間徘徊、不眠により、緊急ショートスタイル→優先入所となった入所者。

 

この入所者の娘さんが、直接介護に携わっている私達には言いづらい思いを外部評価委員の方に話されました。

 

「本当は言いたくなかった。」

とも。

 

この話を聞かされた時に

深く反省すると共に。

どこかで

「忙しくて」

と言い訳をしたい気持ちも

正直ありました。

おそらく私だけではなかったような。

 

 

 

その気持ちを見透かしていたのか。

私の上司であった介護主任が

会議でこの件について語気を強めて話しました。

 

「皆さんが120点のケアをしてくれているのは私が1番わかってます。

でも整容を怠ることで、120点のケアがそう見られなくなるのは悔しくないですか??」

 

普段の穏やかな介護主任からは

考えられないような言葉の勢い。

 

ものすごく考えさせられました。

 

娘さん。

感謝の言葉で終われたらどれだけ楽だったか。

この言葉を溜め込むのも発するのもすごいエネルギーだったのではないか。

 

そして私(達?)。

どこか「整容」の意味を疎かにしていなかったか。

自分の親が寝癖のまま共有スペースにでていたら。

顔がきれいにされていなかったら。

それを目の当たりにしたら。

悲しくなると思います。

 

忙しいという言葉。

「心」を「失う」

と書くそうです。

 

大切な「心」の部分。

見直すきっかけになった

娘さんの言葉

介護主任の熱さ

 

今となっては感謝しかありません。

 

忘れられないエピソードです。

 

 

 

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