何のためのグループホーム内での調理か⁉️
〜介護福祉士の質を上げるブログ〜
介護研修講師小森です。
いつもありがとうございます🙇🏻♂️
最近関わるグループホームの食事に関しての取り組み
①ご飯と汁物以外は配食サービス
②材料は届けてもらって職員が全部調理
③買い出しを利用者と行き職員が全部調理
④買い出しと調理を利用者と共に
この4種類に分かれていた。。
どれが正解??
あるグループホームの管理者との会話
「前は早番スタッフが調理担当で、一日中ずっとキッチンにいた。
今はその体制を変えてご飯と汁物を調理して、残りは配食サービスを活用している。
生産性を上げて利用者と向き合う、勤務配置を減らして効率よく回すことの方を優先した。」
とのこと。。
②、③のケースだと
「早番(何番でもいい)は炊事担当💦」
なるほど。。
私の中でどこか
「グループホームでスタッフが調理をしている施設がいい施設なのかな?」
という先入観を持っていた。
しかし、利用者のADLや残存機能によっては、一緒に調理できなくなってくることも多い。
【目的と手段】
グループホームの目指す姿は
「利用者と共にご飯を作ること」
でもないし
「ご飯を作ることで家庭的な雰囲気を出す」
ことでもない。
これは「手段」
〜あるサイトから〜
グループホームの目的は家庭的で落ち着いた雰囲気の中で、食事の支度や掃除、洗濯などの日常生活行為を利用者やスタッフが共同で行うことにより、 認知症状が穏やかになり安定した生活と本人の望む生活を実現する
というもの。
繰り返しになるが
「調理、洗濯物、掃除、買い物」
はあくまで目的のための手段である。
手段が目的になると話がおかしくなる。
上記①〜④は全て間違いではないが。。
どうだろう??
利用者のADLや認知症の度合いでそれらのことが難しくなったときに、柔軟な対応をすることが必要。
【生産性と効率と工夫】
こだわるところの視点を変え、生産性をあげたという上記施設。
乾燥機も大型のものを買い
夜勤体制も変え、現在は人手不足とは無縁の状況らしい。。
その他のお話もすごいと思う。
入浴のリフト
繰り返しだが、正解は様々だと思う。
ただ、惰性とこだわりから
「早番スタッフは調理担当で一日中キッチンにいる」
結果その他のケアを充分に行えていない施設もあると聞く。。
考えて、工夫して、変えていく。
競争の激しい、待機者の確保も難しいグループホームこそ、柔軟な発想と変換が必要なのではないかと考える。。
グループホームで重度になったら入浴は??
のブログはこちら
https://www.komoritoshio46527.work/entry/2019/12/25/174001
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