2025年には700万人に達するといわれる認知症の方。「治療ではなく予防ワクチン」である限り、認知症に対しての啓蒙やケアの浸透は必須‼️
8月の新聞記事に、「アルツハイマー病の予防ワクチン」についての記事が掲載された。
20年前では、アルツハイマー型認知症という言葉がメジャーとは言い難く、「老人性痴呆」という診断名でカルテに書かれていることが多かった。
今では病気のメカニズムがかなり解明されてきたのだが、「治療薬」の研究は進んだり頓挫したりの繰り返しの様子。
今回のニュースも「予防ワクチン」
実用化にはまだ時間がかかると思われること、治療薬ではないことから、2025年の認知症高齢者700万人以上(軽度認知症の方合わせれば間違いなく1000万を超えるはず)の時代は間違いなく訪れる。
それに向けて、専門職に求められる役割は、当事者のケアはもちろん、地域の方への指導伝達ができる「プロ」でありたい。そのために介護福祉士の養成カリキュラムも「認知症」を学ぶ時間を増やしてきている。
しかし、現場にそれを求めるにはあまりに未成熟な感は否めない。
認知症サポーター養成講座をご存知だろうか??
地域に向けて認知症という疾患(正確には症候群)を理解してもらう、プロの住人を育成するという講座。
この講座の内容は非常にシンプルで、テキストもとてもわかりやすい。
基本がしっかりと、一般の方にもわかりやすく載っている。
介護職は、まずこの講座を受けるべきだと思う。
私がオーダーを受けて認知症の理解という講義をするとき、内容はこのテキストから抜粋するのみ。
落とし所は
「辛いのは当事者」
「認知症」に振り回されない。人に着目
という部分。。応用はなし。。
応用としての手段
・タクティールケア
・ユマニチュード
・回想法
を取り入れている事業所さんも多いかと思う。
素晴らしい。
ただ、根底の部分を学んでからの手段であって欲しい。
「認知症ケア」
↓
認知症をケアするのではない。
困難を感じている「人」をケアするのだということ。
この部分はどれだけ医療が発展して時代が変わっても変わらない概念。。
知らない専門職は知ってほしい。
サポーター養成講座おすすめである。