介護福祉士の受験者数が減った☠️
〜介護福祉士の質を上げるブログ〜
介護研修講師小森です。
いつもありがとうございます🙇🏻♂️
介護福祉士国家試験に影響は??
〜介護ニュースサイトjointから抜粋〜
今月26日に筆記試験が行われる今年度の国家試験の受験を申し込んだ人は全国で8万7599人。
9万4610人だった前回の受験者数より7011人少なかった。
要因について、「働きながら勉強を重ねるのは非常に負担が重い。
給与がすぐさま大幅に上がるわけでもないため、『そこまで頑張らなくてもいいや』と感じている人が少なからずいる」と分析する。あわせて、「介護福祉士の養成はサービスの質を高める観点からも重要。
国は学習負担を減らす支援策を強化すべき」と訴えている。
【介護福祉士実務者研修】
2016年に介護福祉士実務者研修が、介護福祉士を受験するのに受講が必須となった。
その年には実務者研修ビジネスは広がったものの、受験者数は大幅減。
近年のデータ
2017 2018は少しだけ盛り返したので、少し喜んでいたら今回は減ったと。
しかも7011人減ってどうなの??かなり減ったよね??
実務者研修自体は無くならないだろう。
ただ、研修の形を変えていかないと介護福祉士は増えないと思う。
私は
介護福祉士増加→質の向上
とは全く思っていないので、増えなきゃ増えないでいい気もする。
【特定処遇改善加算】
いわゆる10年8万円。
介護福祉士取得後概ね10年の経験者は8万円給与を上げる。
→絶対そうならないシステム
→裁量が事業所にある限り
→天井を決めただけ
という噂しか聞かない。(事実だと思う)
ボーっとしていてもそんなに給料は上がらない。
いやそれよりも。。
今から介護福祉士を取る人が
「10年後に年収440万かも??」
と思って受験するのか??
それをモチベーションにするのか??
そもそも知らない人も多いのでは??
本当に稼ぎたいなら副業した方が手っ取り早いかもしれないし😅
特定処遇改善加算の実施の年に介護福祉士の受験者が大幅減とは…。
皮肉な結果だと思う。
【介護福祉士にリーダー的な役割を?】
介護福祉士養成カリキュラムが一部変更となり、リーダーシップ、認知症の理解等の要素を深める内容に順次更新されている。
介護福祉士には「チームリーダー」を担ってほしいとのこと。
少しだけ脱線
今年度「ひまわり福祉塾」という名前の学校を立ち上げた。
来年度には神戸ひまわりさんの他、数ヶ所の施設さんまたはその近隣で介護福祉士実務者研修を実施する予定。
施設に出張する形のメリットは多々あるが、管理者の皆さんからよく聞かれる話。
「わざわざ駅の近くとかに通ってとりにいきたくないっていう人は沢山いるけど、うちの施設でやってくれるなら行かせるように声かけができる。取らせたい人は沢山いるから。」
なるほど。
「そこまで頑張らなくてもいいや」という人を掘り起こすのにも役立てるらしい。
しかし。。
その人達をどうこういうのでは全くないが、そんなモチベーションの人が介護のリーダー的役割を担えるのか??
「近くでやるから仕方ないで受けよか」的なノリの人が、外国人や介護助手の見本となり指示を出せる存在になり得るのか??
「取らせられる」人がリーダーなのか??
そんな「介護福祉士」が増えたとしても、質は向上するのか??しない!!
資格じゃない☠️
もちろん「介護福祉士」の勉強がきっかけとなり花開く人もいるだろう。
私の目指すところはそこ。
介護の力と可能性を知ることで、現場を変えていく人財を育成したい。
ただ、介護福祉士が増えることそのものには特に意味はないと思っている。
資格では箔もつかないから。
ある意味介護福祉士の理想と勉強内容を難しく、意義あるものにして狭き門にするのもありだと思う。。
でもそうすると外国人の方は厳しい。。
外国人の技能実習制度の最終要件を介護福祉士取得ではない形にして、日本人の門は狭めるのもいいと思うが。。
介護福祉士業界はどう舵をきるのだろうか??
【最後に。。】
余談ではあるが、受験者数がこれだけ減るならば、合格率を極端に低くすることは考えにくい。合格点を低く操作し、合格率は例年並みに収めるだろう。
ということは今回の試験は「チャンス」だと考える!
(あくまでも個人的見解)